古今東西音楽館増築部

スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| スポンサードリンク | - | | - | - |
ドミニク (Dominique)
 NHK「みんなのうた」が大好きでした。同じ町内に電器屋があって道路から一台のテレビが見れるようにしてあったので,遊び疲れて家に帰る近所の子供達とブドウの房のように頭を寄せ合いながら,夕食前の時間を過ごしたものでした。不思議な怖い歌,季節感のある歌,無国籍な歌,お話のような空想力を掻き立ててくれる歌が印象深く思い出されます。現在放送されている番組は,同じ名前・同じ形式であっても時代性に囚われて,全くつまらない番組になってしまいました。
 視覚的には風景の映像,幻想的なアニメーション,切り絵,当時のテレビで考えられる手法はすべて試みられていたと思います。歌も映像も子供に媚びることなく,かと言って作家のエゴが表面に出過ぎることもなく普遍的に良い作品を生み出していました。

 で,♪ドミニ〜クニクニク 心やさしく強〜い人で〜の“ドミニク”です。スール・スーリール(Soeur Sourire)なるベルギーの修道女のみなさんのコーラス隊が…「天使にラブソングを」を思い出しますな…ザ・シンギング・ナン(The Singing Nun)と名前を変えてヒットさせたのだそうです。1963年のビルボードのナンバー1ヒット。この年は米語以外のNo.1ヒットが2曲も生まれた記念すべき年だったのですね。もう1曲?もちろん“スキヤキ”ですよ。(^o^)//

 オールディーズを聞き始めて戸惑うのは,競作が多くあって,どれが自分の記憶にあるものなのか分からなくなる事です。調査して行くと“ドミニク”も歌詞の内容が大きく違う少なくとも3種類の日本語バージョンがあることが分かってきました。

 単純明快なのは「みんなのうた」版。神の教えを説いて回る貧しき修道士の歌です。一方,ペギー葉山版はマコトに歴史的・戦闘的な言葉が目立ち,あれれれと思っていると,13世紀の異端審問と十字軍の歌だったのです。原曲とほぼ忠実な訳のようですが,教義に厳格・質素な生活で知られるドミニコ修道会の始祖を称え,♪ドミニコ,我らの師〜と歌われた部分はカットされた模様です。♪他宗の者と教えを競い〜の部分は,元は♪アルビジョワ派と競い力の限り戦う〜だったのだそうです。歴史に強ければ楽しめそうでしょ。(笑) ザ・ピーナッツ版は未聴。

 さて“ドミニク”にも女性版がありました。♪ドミニ〜カニカニカ 粗末ななりで〜と歌われるバージョンです。調べてみると,♪それはめくらの少女 閉ざされた黒い瞳〜なる歌詞を覚えている人を発見。デビー・レイノルズ主演の実話を元にしたミュージカル映画「歌え!ドミニク」(1966)から,デビーが歌ったフランス語バージョンの翻訳なのだということらしいです。それにしても「めくらの少女」って・・。当然今では放送もCD化も自粛して出来ないんじゃなかろうか。誰が歌っていたのか,知ってる人いませんか。
| gingerpop | oldies | 02:16 | comments(0) | trackbacks(0) |
スポンサーサイト
| スポンサードリンク | - | 02:16 | - | - |









http://gingerpop.jugem.jp/trackback/22
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930  
<< November 2017 >>
+ SELECTED ENTRIES
+ RECENT COMMENTS
+ RECENT TRACKBACK
+ CATEGORIES
+ ARCHIVES
+ LINKS
+ PROFILE