古今東西音楽館増築部

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今日のプラネテス
NHK 水曜深夜00:25〜放映「プラネテス」

こちらで語るのは初めてなので少し無駄話から始めましょう。

 アポロ計画が何故か頓挫してしまい,人類の宇宙進出の夢を砕かれた少年達は,電脳空間の広がりに同じ夢を見ているでしょうか。そんなことはないと思います。多くの(かつての)少年は,曲がってしまった歴史こそ夢だと思いながら,嘘の現実をふわふわと生きているような,そんな気がします。
 「プラネテス」は,本当なら到来しているべきだった宇宙進出時代の近未来を,夢見させてくれるアニメなんです。ちょっと地味でもいい話が見たい人向きですね。

 そこには凶悪なエイリアンも宇宙戦争も,怪物も出て来ません。宇宙関連大企業のお荷物,衛星軌道上のゴミ回収科の会社員の物語り。宇宙…と言っても月までの世界ですが…に広がった人間社会のホームドラマ?青春もの?いえいえ,等身大の人間が生きてるまっとうな普通のSFドラマです。

 さて,昨夜の第11話は特にできの良い話でした。とある小国の中小企業の社長が自社開発の宇宙服を売り込みに来るが,既に寡占が進んでいる為に相手にされない。社内の派閥の鞘当てからデブリ科(ゴミ回収科)がひょんなことでテストを行うことになるのだが,社長に拘束命令が出てしまう。内戦続きの貧しい国を,産業育成によって立て直そうと奮闘してきた社長だったが,大国が彼の国の内戦に介入してきたのだった。

 世界標準の出来である事は証明されるのだが,社長は,宇宙服に書かれた開発の苦労を共にした仲間の名前,そして,テストの実現に協力してくれた同郷出身の(国を捨てたことを引け目に思っている)登場人物(主人公の元恋人だったりする)の名前を唱えて,連行されるのだった。眼下に見える地球には国境線など見えず,一つの美しい世界にしか見えないのに。


 とまあ,そんな話が,さらりとした明るい語り口で作られているのですが,だからこそ逆に感動がじんわりとやって来て後口が良いのです。感動やメッセージが大上段から大安売りされて,あっさりと消費されてしまう昨今では,貴重な作品だと思います。願わくば,今後も質を落とさず人気を得て欲しいな,と。
| gingerpop | TV, movies | 13:51 | comments(0) | trackbacks(0) |
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