古今東西音楽館増築部

スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| スポンサードリンク | - | | - | - |
ちんどん通信社・パレード
チンドン通信社ちんどん通信社・パレード
有限会社東西屋 CFCP-001(1998)

 いくら大雑把とは言え,商標としての「昭和歌謡」が決して受容しないであろうと想像できるのが,所謂「お座敷艶歌」「ネオン街艶歌」の世界ではないでしょうか。もう一つ挙げるなら,そんな呼称があるとして,ですが「任侠演歌」かな。字面を見ればくだくだ説明する要もないと思いますが,同じ「歌謡」でも閉塞したJ-POPの梃入れには向き不向きがあるわけで。懐メロ方面で検索すると演歌を含む商品は「昭和の歌謡曲」のように“の”が付くのが普通ですもんね。そこんとこ巧く考えたネーミングです。「昭和歌謡」とは。(笑)

 本題です。そういったどちらの方面からも外れた所で知らぬ内に育っていたのがチンドン。新しい世代のチンドン屋(職業としての)が誕生して全国大会まで開かれていることをご存知の方も多いかも。その広がりは大学の同好会だけでなく,社会学なんかのゼミで実践している所もあるんだそうで。幼少の頃見たチンドン屋と若い世代のチンドン屋の違い,あると言えばあるようで,そんなものは違いに入らないと言えば同じようで。変わったのはこちらの耳ですか。

 チンドンって音楽的にはどんな扱いをされているんでしょう。全くの門外漢なりに感じる所,日本の土着の(中華・朝鮮を含む)文化と西洋の音楽がとても深い所で融合して近代の波に打たれながら誕生した音楽に思えます。曲は今“天然の美”や“竹に雀”くらいしか思いつきませんが,日本人なら誰でも分かるっての凄くない? なのに海外で出てる日本の民族音楽に収録されてたの思いつかない。やはり日本って「高尚」なものでないと存在を認めてもらえない風土なのでしょう。

 古くはサディスティック・ミカ・バンドを聞いてチンドンの面白さに触れた音楽ファンがいたでしょう。故篠田昌巳氏のコンポステラを通じて日本的ジャズの道を見つけた人もいたでしょう。震災後の神戸で老若男女相手に演奏することで誕生したソウルフラワー・モノノケ・サミットの日本的なアコースティック・ユニットとしての魅力を発見した人も多いでしょう。またお祭りの華として目にする機会の増えたチンドン屋の演奏を大衆音楽のひとつとして聞ける層が生まれているように感じます。

 思っていたより多くのチンドン関連のCDが出ているんですが,たまたま手に入れたチンドン通信社のファーストCD『パレード』はライブ感覚より編曲や演奏の妙が楽しめるような作りになっていました。買ってみた理由はザ・スパイダースの“バンバンバン”と“ブラジル音頭”という曲名に惹かれて。面白かったのはニューオリンズのブラスバンドと酷似した部分があるのね。意識的にだと思うけれど,昔のラテンバンドが日本民謡をレパートリーにして楽しんでいたような感じかもしれないと思ったり。セカンドCDの『ロマンス』はマイク一本の一発録りで男性演歌師との共演もあるので,一般の方にはこちらをお勧めしておきます。
| gingerpop | rarities | 00:16 | comments(5) | trackbacks(0) |
スポンサーサイト
| スポンサードリンク | - | 00:16 | - | - |
いわゆる”紅灯の巷”で生まれ育った私でありまして。チンドンも含む大衆芸能には、舞台裏から馴染んできました。たとえば近所にそんな連中が住んでいたり、副業でやっているアパートに、ホテルに半年契約で入った売れない演歌歌手が住んでいて”隣人”としての交流があった。
そんな街の、キャバレー等に出ている場末系(?)バンドマン連中が集う飲み屋で、ふとチンドンが話題になった事があります。もう老年と言っていいバンドマン連中がチンドンの人々を指して、「どんな曲でもチンドンのリズムで咀嚼し、同化してしまう奴等」と、ある種の畏敬の念を込めて語り合うのが興味深かった。
そんな私としては、今日のチンドン再評価(?)にかかわる人々の、ややインテリっぽ過ぎる視点が気にかかります。そのような形で扱われた結果、人懐こい大衆芸能であったチンドンが格調高い”御芸術”に成り上がってしまうのでは?との懸念ですね。あるいはこれもGさんの言われる”高尚なものでないと認められない日本の風土”のせいかも知れませんが。
| マリーナ号 | 2005/02/05 12:03 AM |
レス遅れまして。m(__)m
再評価=チンドンの御芸術化ですか。持ち上げようとする側がいくらそう思っても,チンドンがチンドンである限り,それはないんじゃないでしょうか。昔いわゆる知識人が漫画を持ち上げようとしましたね,それで少しは表現の幅や自由度は高まったと思いますが,でも漫画は漫画であり続けようとした。社会的に地位を得たりはしなかった。そう思います。
| gingerpop | 2005/02/17 10:53 PM |
who is
| vacant land mortgage | 2006/03/14 5:45 PM |
ooops sorry
| casino internet online poker | 2006/03/19 9:00 AM |
i like this site
| pechanga casino | 2006/03/20 4:29 AM |









http://gingerpop.jugem.jp/trackback/58
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
<< August 2017 >>
+ SELECTED ENTRIES
+ RECENT COMMENTS
+ RECENT TRACKBACK
+ CATEGORIES
+ ARCHIVES
+ LINKS
+ PROFILE